献血者減少時代に、人々がどうすれば献血するようになるのか?


「どうすれば、献血する人が増えるのか?」

あなたはなんで献血するんですか?しない人は、なんでしないんでしょうか?

ちなみにボクは成分献血には興味がなく、400ml限定で20歳のころから毎年3回欠かさずに通い続けております。

ボランティア全盛期でも、流行らない献血

ボクが大学にいたころ、東北大震災がありボランティアがよくもわるくも話題になっていました。東北へボランティアにいく友人もたくさんいました。しかしながら、献血をする若者は減っている現状。

  • 献血というボランティアになぜ若者は関心を示さないのか?
  • ボランティアをする理由はなにか?
  • ボランティアはするけど献血をしないのはなぜか?
  • 自分含め献血やってる人はなんで献血するのか?

・・・

そんなことを思っていた大学生でした。

卒論で献血行動について研究した

兵庫県の学生による献血推進団体に入って、献血の呼びかけをしたり広報ポスターを作ったり、という活動もわずかながらもしてみたり。

卒論のテーマとして、「献血×心理学」という斬新なる組み合わせで研究をしてみました。が、斬新すぎて過去のデータがない・・・

試行錯誤しながらオリジナルでアンケート質問紙をつくり、講義の教室でアンケート配って書いてもらったり、自大学や他大学の献血車で協力をあおいでアンケートとらせてもらいました。

大学時代、一番オリジナリティにあふれてめっちゃ活動したのは、間違いなく論文でした。そして、大変やったけどめっちゃおもしろかったという記憶しかない。

卒論の要約をお見せします

当時作成した原文まま、でお送りします。

卒論の要約


血液事業は献血によって支えられており,血液を必要とする多くの人々が日々救われている。しかし現在,若者の献血離れが現在大きな問題となっている。10・20代の献血者数は平成14年から10年間で約40%も減少している状況である。

この現状は若者の人口数減少だけが問題ではなく,人口減少率を大きく上回るスピードで献血者が減少している。若者の献血人口が減る一方で,輸血を必要とする高齢者はますます増えることから,血液を安定的に供給するためには,今まで以上に多くの人々の献血への協力が必要となってきている。

献血経験者が献血未経験者よりも自己犠牲規範意識が高いという先行研究があるが,対象者が10~80歳代までと幅広く,青年献血者のみを対象とした研究は行われていない。また,自傷行為としての側面が献血には指摘されているが真偽は明らかでない。

また,活動的な性格やいつも何か刺激を求めるなどの気軽な衝動的な性質,リーダーシップ性,社会的・対人的接触を好む性質をもつ傾向の人々が援助意識ならびに援助行動を起こしやすいとされているが献血協力者にもあてはまるのか。

 

そこで本研究では,大学生を対象に調査を行い,献血協力者とボランティア経験者,どちらにもあてはまらない人にわけて,援助規範意識と攻撃性,性格特性の差について検討した。また,献血未経験者の献血への関心・協力意思と,援助規範意識と攻撃性,性格特性に関連がみられるか検討した。さらに,献血経験者に献血を行った理由と献血の感想,献血未経験者には献血をしない理由を自由記述式で尋ね,KJ法により分類を行った。

 

その結果,「自己犠牲規範意識」において差がみられなかった。これは献血者が献血をする際に自己を犠牲にしているわけではないことを示す。しかしこれは,初回献血者では「友人に誘われたから」「興味があった・やってみたかった」といった人が多く,周囲の影響や好奇心によって献血を行ったといえる。

このような献血行動は自己犠牲的で愛他的な精神から引き起こされたものとは考えにくい。そのような献血経験者が多いために自己犠牲規範意識に差がみられなかったといえる。しかし,関心,協力意思ともに自己犠牲規範意識と弱い正の相関がみられ,献血は人々にとって愛他的で自己犠牲的な行動であると認識されていることが示された。

献血経験者群がなにもしていない群に比べ自責感得点が高かった。その理由として罪悪感の抱きやすさの違いが一番の要因であると考えられる。献血への協力を呼び掛ける声に対し,献血をしなくては申し訳ないといったような罪悪感を抱きやすい人々が献血行動に向かう傾向にあるといえる。

献血経験者群とボランティア群において差がでなかったのは,ボランティアをしている人々は献血の呼びかけに対して罪悪感を抱いているものの,実際に献血をする機会や時間がなかったり,献血への恐怖感から行動に移せなかったりしていることが推測される。また,献血への関心,協力意思の高い人々も自責感の高いことが示され,献血と自責感には強い関連があることが明らかになった。

性格特性においては,外向的な人々も内向的な人々もいることから,差が出なかったと考えられる。

 

献血を初めてした理由において「友達に誘われた」というのが多かった。初めて献血をする場合は知識や経験がないため不安感が高いうえに,献血は恐怖を伴う行動であるため,ひとりでは行きづらいと考えられる。友人とともに献血へむかうことで恐怖感をやわらげ,精神的にも落ち着いて献血ができると考えられる。

青年期の献血行動において,友人の勧誘が大きい要素であることが示された。また,献血に対し「好奇心」をもっている人が多くおり,その好奇心を満たすために献血をする人々が高い割合でいることが明らかになった。このような好奇心は1回献血を経験すると満たされてしまうと考えられる。このような人々を複数回献血者とするためには,初回の献血において再び献血に協力してもらえるようなしくみが必要である。

 

献血した理由,しない理由において,「時間」を挙げる人が多かった。「時間があったから献血をした」「時間がないから献血をしない」といったように,献血において時間は非常に重要なキーワードとなることが明らかになった。

時間があってひまを持て余しているときに参加するという声が多いということはつまり,献血を「ひまつぶし」として協力してもらえる環境作りが大切である。時間をつぶす行動の候補に,献血が思い浮かぶ程度にまで人々に浸透させることができればより献血協力者が増えると考えられる。

 

今後の課題として,献血経験者を1回のみ経験と複数回経験をわけて分析を行うことが挙げられる。本研究では1回のみ経験と複数回経験をまとめて献血経験者としていたが,献血経験が1回のみと複数回の人では特徴が異なることが示された。

初めての献血に行く理由として好奇心が多く挙げられていたため,そのような人々が次回以降も献血に協力するとは限らない。そういったことから,献血経験が1回のみと複数回の人をわけて分析を行う必要性がある。


この研究をやってみて、つまり結果としては「なんで人々が献血やるのかよくわからん」のひとことなんですよね。笑

赤十字社が頑張って調査して対策しているのになかなか増えないんだから、そう簡単にはわからないですよね(開き直り)

個人的には、献血楽しいしすっきりするからみんなもいけばいいのになと思います。

大阪でおすすめの献血場所も書いたりしてます。献血マニア必読。

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