【真逆のカナダ】多文化都市トロントに住み、日本を感じる。


トロントに来て強く思うのは、予想以上にカナダの人種のるつぼ感がすごい、ということ。

ここカナダだけど、いったいカナダ人はどこにいる?

カナダトロントに来る前のイメージでは、北米なので白人が多いのかと勝手に思っていたのですが、全然違いました。白人も黒人もアジア系も同じくらいの割合に感じる。日本人もたくさんいます。

カナダは日本人に人気というのはわかっていましたが、これほどまでに多いとは。それだけ住みやすい証拠でしょう。

あと、南米コロンビア、ブラジル人もかなり多いです。あと、フランス人もたくさんいます。これらの国々はトロントから近く、フライト5時間で来られるので多いのだと推測しています。

トロントから西側のバンクーバーに行くのと、トロントからヨーロッパに行くのはお金も距離もそれほど変わらないのです。

カナダの人種割合はネイティブカナディアンが50%、その半分は違う国から移り住んで来た人たち。いわゆる移民。

もし、日本に日本人が半分しかいなくて、あとは外国から来た人たちが生活している。もちろん仕事場でもそういう状態が起こる。想像つきませんよね?それが、ここカナダでは日常で当たり前の状態なのです。

電車、バス、街中、どこでもそうだけど、いろんな人種がいて本当に世界中からカナダに集結してきているんだなと感じます。

今通っている語学学校は約500人が在籍しています。肌の色とか見た目もそうですが、出身地によって英語の発音が全然違うので聞き取りが難しいです。ヨーロッパの人の英語はかなり聞き取りやすいのに、南米コロンビアやメキシコはなぜか何言っているのかボクには聞き取れない。

しかし、フランス人の友達はちゃんと聞き取れている。なんなのだろうか。

今ホームステイしてる家の、くせのすごいおばちゃんは元々フィリピン人でカナダに移民。フィリピン人は小学校くらいから英語教育をきっちり施されるので英語スキルは高い。余談ですが、オンライン英会話ではフィリピン人講師が多いです。

また、カナダでのホームステイは、フィリピン人家族が圧倒的に多いそうです。そのあたりの歴史背景はわかりませんが、「英語が堪能」「仕事を見つけるうえで選択肢がせまい」などあるのかと勝手に想像しています。カナダに移り住んだとしても、仕事が簡単に見つかるとは思えませんし。

日本とカナダの文化的な違い

カナダに来てから、日本との違いを意識してみるようにしています。生活、文化、宗教、カナダらしさとはなんなのか、探索しています。

カナダの宗教について

「日本の、神道ってなに?」という質問からカナディアンの友達と宗教について会話しました。彼が言っていたのですが、彼のまわりの人は「神様はどこかにはいてるんだろうけどよくわかんない」という感じらしい。英語で言うとagnosticというそう。

これも勝手な想像だったのだけれど、キリスト教の人が多いのかなという風に思っていました。また、日本とは違って宗教が身近にあるのかと想像していたものの、どうやらそうではなく、特定の宗教を信仰している人は少ないとのこと。彼も同い年の27歳なので、若者に限った話かもしれません。

カナダという国は半分が移民によって構成されている国であり、多文化主義国家を掲げていることにより、それにともなって各宗教も人とともに入ってくるはず。キリスト教も仏教もイスラム教もユダヤ教も、その他マイナーな宗教も。

しかしながら各宗教それぞれ一定存在するのではなく、各宗教がいろいろ入りすぎて唯一神がなんなのかわかんなくなっているのかな。結局神様がどこにいるのかはっきりしなくなったのだとしたら、とてもおもしろい現象だなと感じています。

「カナダらしさ」とはなんなのか?

カナダ最大の都市、トロントにはあらゆる文化が混在しています。飲食は世界中の食べ物・お店があり、チャイナタウンのように特定の地域のもので固められたスポットが存在します。

その一方で、「カナダらしさ」というのは感じられないです。もちろんカナダ発症の食べ物はあります。世界生産量80%の「メープルシロップ」、料理で言えば「プティーン」と「スモークミート」。でも、カナダで有名なのって、これだけ。

日本だったら、和食のほとんどが世界的に珍しいはず。煮物も味噌汁もおでんもそう。たこやきだってそうでしょう。日本でしか食べられないものは、たくさんあるけど、カナダでしか食べられないものは、あまりない。

 

「スモークミート」燻製のお肉。けっこうくせ強い。

「プティーン」フライドポテトとチーズとごちゃごちゃした食べ物。おいしいけど重たすぎる。

トロントにいるなかで、「カナダにしかないカナダらしさ」を感じることはないです。その一方で、様々な多文化がバランスよく存在し続けているというのが「カナダらしさ」といえばそれで終わりなのかもしれません。

そう思うと、日本という国がもつ、「日本らしさ」というのは逆に世界からしたら「めずらしい」ものなのかもしれない、という風に感じつつあります。

固有の文化を根強くもつ国、日本

さきほど語ったように今のところ「カナダだけにしかない文化」というのは感じられません。その一方で、日本という国は日本だけがもつ文化を色濃く誇っているように感じます。

カナダという国はどこの国の人が来ても、だいたい適応できるしくみ・文化になっています。しかしながら日本は、独自の文化のなかで形成され続けているのだと、そう感じます。

日本だけにしかない文化。ほかの国にはない文化。

以下のTwitterのグラフを見ると、いかに日本だけ異常なのかわかります。

pic.twitter.com/EiUA88f8oV

カナダはイギリスやフランスの植民地であった過去があり、カナダという国が正式に立ち上がったのが150年前。しかし、日本は1000年以上も日本国を維持しつづけて、日本らしさを守り続けてきた国なのだと。カナダという多文化主義の国に生活することで、日本という国の特殊さを強く感じています。

日本独自の文化を守ってきた一方で、諸外国との関わりはかなり弱かったのではないかと感じます。カナダという国が「誰でもウェルカム」だとしたら、日本は「入国検査がかなり厳しい国」。個人的な想像です。

もちろん、明治には文明開化ということばにあるように諸外国の文化が取り入れられたでしょうし、戦後にはアメリカの文化もどっと流れてきて変化は大きく起きたのでしょう。日本の誇る大切な文化が一部変えられたり隠されたりしているという話も聞いたことがありますし、戦後に日本らしさが変わった部分はあったかと思います。

しかし、それでもなお、カナダという国の文化や街のようすを見る限り、日本という国がカナダとはまったく異なったしくみで成り立っているということを痛感します。

日本とカナダ含む諸外国の、経済的な違い

今後の社会を「経済的な面」で見てみると、日本がこのままでいいのかどうか?グローバル化が加速するなかで、日本はどうなっていくんでしょうか。

グローバル化・資本主義社会で、日本という国、日本人の生活が成り立っている限り、諸外国とのかかわりはますます重要になってくるでしょう。しかしながら、日本は英語教育に力を入れず、海外にあまり出たがらない国民性が強いですもんね。うちの親は海外はおろか、飛行機にも乗ったことがないです。

カナダに来てから少し日本のことを勉強したのですが、先進国で物価があがっていなのは日本だけ。各国はこの20-30年で少なくとも賃金、つまり給料が1.4倍に上昇しているということを知りました。下の図は、賃金の上昇グラフです。赤色が日本です。

また、下のグラフはGDPのグラフです。GDPの意味がわからなくっても、なんとなくやばい感じがしますね。

検索したらカナダのGDPと物価のグラフもでてきました。赤色が物価、青色がGDP。グングンあがっていますね。

カナダのごはん、本当に高い。遊ぶのも高い。生活するのにお金がかかる。カナダ人も文句いってましたけど。

そのうえ、税金が15%上乗せされる。チップも15%相場で払わないといけない。ざっくり計算で、1000円のご飯食べたら、1300円以上払わないといけないのです。

余談ですが、外食費が高いくせにカナダ人は家で料理しない人が多いそうです。というか料理できない家庭が多い。なのでみんな外に出て食べるという。そしてしかたなしに高い支払いをするという。

そんな状態なので、カナダ人の友達は、最近料理教室に通っているそうです。料理をつくれるようになって食費を抑えたいんだそう。同い年の男ですけど、しっかりしてます。

カナダに住んでみて、日本文化を大切にしたいと感じるように

まだ2週間ほどですがこの期間でも、カナダと日本の2国間の違いを感じることができました。大学生のときに留学していたら、こんなことは考えなかったと思いますし、遊びまくっていた気がする。もちろん、大学生ならではの気付きもあったでしょうけど。

社会に出てからカナダに来たからこそ、今回書いたようなことを感じて得られるものがあったと思います。

きっとこの先も一緒で、経験を重ねたからこそ、見えるものがあるだろうし、いろんな国に行っていろんなものを見てみたいと感じます。

 







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