誰かの死を受け入れられない人。『生きがいの創造』を読んでみて。


今回は【スピリチュアル系】の話。非科学的なものが苦手な人はご退出ください。

非科学的な話を信じられない

ここ1年間の間で心理学仲間と関わってくるなかで、スピリチュアル系の話や死の話、赤ちゃんがお母さんのおなかのなかにいる時の記憶があるという胎内記憶の話などをたくさん聴いていました。

それまでのボクは、サンタなんていない家だったし幽霊や目に見えないような非科学的なものは信じなかったし、理論的に解明できていないものを信じてる人は頭おかしいんちゃうかと思ってました。

けど、今回『生きがいの創造』を読んでみて、死後の世界の話とか魂の話みたいな、いかにもウソくさい話が【あっ、これはどうやらそういう魂の世界】みたいなのがあるぞと感じて。

アマゾンより

欧米では、多くの科学者たちによって研究され、さまざまな驚くべき報告がなされている、“生まれ変わりの科学”。本書は、その研究成果の数々をふまえながら、「『死後の生命』や『生まれ変わり』を認めるとすれば、私たちの生き方がどのように変わっていくだろうか」という命題に迫って行く、画期的な人生論であり、生きがい論である。自分がこの世に存在する意味を深く体感させる、注目の論考。

筆者が経済学者という違和感

この筆者さんは、当時の福島大学の経済学者!!宗教家でもない!!無宗教者。

経済学者がスピリチュアルの話を書くということで、相当な勇気もいったであろうし、自分の社会的な地位もゆらぎかねないところがあったはず。

だって、「あの先生、頭おかしなったんちゃう」って言われかねないですからね。スピリチュアルなんて科学的じゃないものを、経済学の先生が書いたら、本業の経済学の論文も怪しいと疑われるでしょうよ。

そういう部分もありながら、この本のもととなった論文を発表した結果、多くの人に読まれ本にもなり、今でもこうして語り継がれてボクの手元に渡っているんだから、それだけ影響力と内容に十分な魅力があることを証明してますよね。

感想というとことばにして表現するのが難しいなと思っていたところ、アマゾンレビューでまさに自分と同じような感想を書かれている人がいたので、以下に引用します。

アマゾンレビューより

『死に対する考え方が変り死に対しての恐怖のようなものもなくなります。親近者、親しい人を亡くした方にはぜひ一読して頂きたい本です。心が温かくなって今抱えてる悩みもふっと軽くなるのを感じました。宗教家ではない先生のお話というのも安心出来て良かったです。』

まずなにより、死に対する考え方がかわりました。輪廻転生ということばがありますが、ヒトの魂が存在しそこからからだのなかに魂が入っていって、死んだらまた魂の世界へ帰っていくというね。

それって、全然信じられないじゃないですか?死んだら魂はどうなるの?って。死ななきゃわかんないじゃないですか。

事例を踏まえて魂の世界の可能性を

で、この本では「胎内記憶」「臨死体験」の事実の経験談をあげて、魂の世界が存在する可能性をあらわしてくれています。

まだ世の中のことをなにもわかってない3歳のこどもが「ボクはおかあさんを選んで生まれてきた」とか「過去に生きていた赤の他人の記憶をペラペラとしゃべったり」とか。そんなことがあるらしいんですよ。

あとは、死にかけたタイミングでからだと意識が分離して、いわゆる幽体離脱状態になって、空から自分の姿を見ていたとか死んだ人たちの魂としゃべったとか。

テレビ番組で聞いたりすることもありますけど、ふつうに考えてありえない話じゃないですか。「絶対ヤラセやん」っていつも思ってました。テレビに関しては今も信じてないですけど。

でも、そういう「胎内記憶を話す赤ちゃん」の記録とか、「臨死体験」をした人の話は実際にいくつもあって研究もされているのを、この本では書いてくれています。

この本を読んだら、魂というのが「間違いなくある」と感じずにはいられないんです。

この本に救われた方のレビュー

このレビューの文章がほんとによくって、最愛の人を亡くした方はほんとにこの本を読めば救われる部分が大いにあるし、そういう境遇にいらっしゃる方には【生きがいの創造】はぜひすすめてもらいたい一冊です。

アマゾンレビューより

現在47歳。3か月前、最愛の妻を交通事故で亡くしました。

どうしようもない喪失感。そこからくる無気力状態。そして、何度も湧き上がる「仲の良い夫婦だと思っていたけど、妻は本当に幸せだったのか」という疑問。もっと「○○しておけばよかった」という、とめどない後悔の念。また、無謀運転を行った加害者に対する憎しみ。

それらに打ちひしがれている私に、知り合いが一週間前に勧めてくれたのがこの本でした。

私は宗教(というか、正確には、それらを上層部で運用する人間たち)というものに、常に大きな疑念と警戒感をもって生きてきた無宗教人間ですので、警戒感をもって読み始めたのですが、大きく心を揺さぶられ、途中、何度も涙が止まらずに、読み進めることができない状態に陥りました。

そして、読み終えた今、大きく救われました。
喪失感はもちろんまだまだありますが、考え方が大きく変わり、とても安らかな気持ちになれました。
これから前向きに生きていける気がします。

死後の世界については、特に信じているわけでも、否定しているわけでもいない私でしたが、本書の内容は、まさに信じるに「値する」ものでした。
というか、「信じてマイナスになる人などいるのだろうか」とさえ思えます。

私はこういう状況でしたので、特に、こういう本に感動が大きかったことは間違いありませんが、おそらく、妻が存命中であった幸福な時期に読んだとしても、きっと人生の考え方が代わり、人生をより生き生きした方向に導くものとして評価していたことでしょう。

本書は、宗教とのかかわりを一切否定していますが、一見すると、宗教やオカルトとして間違われそうな表題、内容を含んでいますので、そう捕らえて拒否反応を示される方もいるでしょう。

しかし、本書は宗教というより、気持ちよく生きるための「思想」であると思います。

宗教は、もともとの教義はどれも素晴らしいものなのでしょうが、それを運用してきた人間たちの欲得によって、都合よく解釈をねじまげられ、殺人さえ正当化してきた(そしていまも!)というのが歴史的事実です。

しかし、そうした不完全な宗教指導者に運用されることのない、「思想」なら、それに接した人間が自分自身で個々にそのよしあしを判断し、自分なりに解釈し、自分で運用すればいいものですから、誰に危険を及ぼすものでもありません。
宗教のように、「誰かに何かを強いられる」ことなど、どこにもないのですから。

本書がそうした「思想」でいられるのは、著者の「中立的立場を保つ」という姿勢のおかげでもあるのでしょう。そしてこの思想は、誰に害を及ぼすことも無く、触れた人間を多少なりとも、そして多くの場合はかなり、人生を豊かなものにしてくれるものだと思います。そして、ひいては、それがほんの僅かずつでも、社会そのものを良い方向に導くものだと信じます。

何らかの悩みをもっていたり、生きる意味を充分実感できないという方には特にオススメの書ですが、毎日、自信にあふれて生きている方にも、「まあ、(本を手に入れる代金と読破にかかる時間は別として)読んでおいて決して損になることはないから、気の向いた時に肩の力を抜いて読んでみて」といいたいと思います。

少なくとも、私にとっては、もっとも大切な1冊となりました。
(レビューなど、書いたの初めてです!)

スピリチュアルな世界を信じるか信じないか、なんてどっちでもいいと思っていて、「なるほど、こういう世界があるかもしれないな」って思ってるだけで全然生きやすさが違うんじゃないかなと感じられました。

さて、本の内容に戻ると、

魂が身体に入ってこの世に生まれ戻ってくる意味は「自分を成長させるため」だと語られています。この世は修行の場所で、過去の人間の人生でやりのこしたことや後悔したことを、ふたたび戻ってきて挑戦するんだといいます。

もちろん、誰もそんなことは覚えていないしそういうものがあるとは思えないのだけれど、死にかけた臨死体験をした人はそういうのが感じられるときがあるらしい。その、臨死体験しているときに向こうの世界(魂の世界)の魂と会話をして先に死んだ家族と話したりできた人がいるみたいで。

死後の世界が絶対ないとは言えないよね

話がひとつだけなら作り話やと思えるけど、なんこもあったらそれは「ありえる話」じゃないかと思えるし、というか、大学の偉い教授さんがそんなクッソ怪しい話を書くことになんの意味があるっていうん。

そして「絶対にスピリチュアルとされる世界があるんだ」という、おしつけがましい主張ではなく可能性として示してはるのがスタンスとしていいなと思って。

「絶対に魂の世界はあるから神様を大事にして拝みなさい」とか言われてもうざい。神社でおさいせんも入れないタイプのナカノですが、この筆者さんの言うことは少なくともウソではないと思ったし、信じられると思えた。

魂が生まれ変わってこの世に戻ってくるのは役割を果たすためということで、人が死ぬときにはその人の役割を全うしたことをあらわすんだという解釈ができるようになって。

好きな人の死ってめちゃくちゃ悲しいけど、その人の死は死ぬことによって家族に生きることの貴重さであったり、一生懸命今を生きることを伝えることであったりするんやと思う。

事故死でも病死でも、なんらかの意味があって役割があって死ぬんだってこの本を読んで思えるようになった。

そして、臨死体験をした人は死にかけてるときに、「死後の世界はおだやかで、また家族と再開できる世界で、死んだ人たちも元気にしている」というのを体感するらしい。そしてその体験を通して死ぬのが怖くなくなって生き返ったあとの人生を思いっきりまっとうできると言ってた。

こういう話を聞くと、死ぬことが怖くなくなったというか、「役割(なんの役割かわかんないけど)を果たすまでは死ぬことはないんやろうな」っていうのと「死ぬときはそれが自分の役割であって、死んだあとの世界が待っている」って思えたら、すっごいラクよなって思えた。

あと、人の死に対しても前向きに捉えられるようになると感じていて。この人は役割をまっとうしたから死ぬことができたんだ。向こうの世界で楽しんではるんやって思えたら、死を受け入れるのも少しやりやすくなるんじゃないかと思える。

そして、この世はお金や家や車や時計やら、物質モノに目がくらんでしまう。この本から感じたのは、そういうモノがいかにこころの部分をかすませてしまっているかということ。

魂はこの世に精神修行にきているのに、モノがあふれていることによって、いろんな欲にあふれてしまう。もちろん、そういう種々の欲にうち勝つことも「修行のひとつ」なんだろうけど。

価値観とかそれこそ生きがいってなんだ?みたいなところを揺さぶられてなにより勇気をもらえる一冊です。内容はむずかしくもないので、スピリチュアルを信じる人も信じない人も、おもしろくというより、深く読める本です。

[完全版]生きがいの創造 (PHP文庫)







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