元銀行員が語る、銀行員で活躍するために必要なスキル。


これまで「地方銀行」→「人材紹介」→「広告代理店」で営業をやってきました。

今回は「銀行員に必要なスキル」をお伝えします。

筆者の銀行員生活を紹介

新卒で関西の地方銀行に入りました。研修後は支店に配属されて、支店に約2年勤務しました。主に融資事務や個人営業を担当しました。

個人営業の時代には、地域のおじいちゃんおばあちゃんの家をまわって預金を集めてまわったり、定期預金をお願いしたりしていました。銀行員ときくとかっこよく思われるかもしれないですが、とても地味な仕事でした。。

銀行にいるうちはわからなかったですが、他の業界を経験して、外の世界と比較することで、銀行員にとって必要となるスキル・心構えがよりいっそうわかるようになりました。

銀行員に必要なスキルってどんなもの?

銀行員に必要なスキルその①:上司への忠誠心

銀行という組織は上下関係が絶対、かなり強烈な組織でした。たとえば、支店に本部の役員が視察しにくるときは、支店が営業中で一般のお客さんが店の中にいるときでさえ、

全員直立不動で出迎えることをやっていました。

ぼくは「いや、こんなおっさんより、お客さんへの接客をちゃんとせなあかんやろ。」と思っていました。

でもしかたありません、そういう組織なのです。

とにかく上の人に逆らうようなことは許されず、従順さが求められました。なので、上司次第で働きやすさが大きく変わります。

同期の間では、「あそこの支店長はやばい。」だとか「あの店はかなりキツイらしいよ。」みたいな話をよくしていました。あとは「支店長変わって優しくなってラッキー!」とか。

銀行員に必要なスキルその②:慎重さ、ミスをしないこと

お金を扱うだけあって、かなり神経を使います。支店を閉めるときにその日の会計が1円でも合わなければ、支店のトップ支店長も含めて全員で支店のなかをくまなく探して1円を探し出します。

たかが1円で、1円を探すためになぜ全員残って残業しないとあかんのや!と思ってました。「支店長、うそでもいいから1円見つかったことにしてよ。」って。

なんて馬鹿らしいんだろうと思ってしまう性格だったのですが、そんなふうに思わず、1円たりとも誤差を許さない、きちっとした性格の人は向いています。

お客さんの家を訪問したとき、1円も誤差なくお金を預かってくる必要があります。店に戻ったときに、「あれ、1万円足りない・・・」となったとしてもどうしようもありません。

そのため、お客さんのところですべて誤差なく勘定して回収する必要があるのです。神経使う仕事であることは間違いないです。

きっちりした性格だけど、精神的にある程度ずぶとい人じゃないとしんどいですよ。

銀行員に必要なスキルその③:誠実であること

銀行員の営業時代は、かなりノルマをきつく与えられていました。毎朝毎朝、営業部員が会議室に集められて支店長に詰められるという朝会議が行われていました。

毎朝詰められてテンション下げてやる気なくした状態で営業に回り始めるという形でした。

そんな状態でもボクは、お客さんに無理をさせても数字をあげるということはしませんでした。いや、できませんでした。

 

最近、世間を騒がせているかんぽ生命。おじいちゃんおばあちゃんを騙して不必要な保険に加入させていた事件がありました。

あれは確実に、各支店の支店長が各営業マンに対して、強烈な圧力をかけていたことが想像できます。

ですが、各支店長が悪いのではないです。

 

支店長は、さらに上の立場に居る役員たちに、こっぴどく強烈に詰められているのです。

自分もかつて自分の上司である支店長が、役員からけちょんけちょんに言われているのを見て、

「自分たちは支店長から毎朝ボロクソ言われるけど、この人たちもさらに上の人から強く言われているんだな」と同情したのを覚えています。

けれど、それは内部の事情でしかなく、お客さんには全く関係のない話です。

自分自身の保身やノルマのために営業をするのではなく、内部のストレスや圧力に負けずにお客さんに誠実に向き合って営業できる、営業マンであって欲しいと願います。

銀行員を目指す学生さんへ。

ここに記載したのは、一部の銀行の一部の支店で経験した話です。メガバンクやそのほかの銀行は違うかもしれないですが、ここに書いてあることもまた事実です。

実際に入ってみないとわからないことも多いですが、たくさんの銀行員にあって話を聞いてみるのがいいでしょう。銀行で実際に長く働いている人たちの思考と自分の思考とがあえば、きっとあなたも銀行員にむいているでしょう。

うまくいけば大きく経済を動かすことも出来る仕事ですし、魅力的なことも多いです。いやなことをたくさん書きましたが、これに負けない、それ以上の希望や熱意をもって望んでもらいたいです。







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